学会発表 白線病において検出されるScedosporium apiospermumに対する高純度軟化水およびパルミチン酸塩の増殖抑制効果 2011年12月22日 お知らせ 学会名 第24回日本ウマ科学会 会期 2011年11月28~29日 会場 東京大学農学部 発表内容 Scedosporium apiospermumは土壌などから検出される真菌であり、近年、ヒトおよび動物において様々な疾患を引き起こすことが明らかとなっている。 ウマにおいては白線病に罹患した蹄から検出されることがあるが、本真菌に対する有効な予防法および治療法は確立されていない。 本研究では、石けんを構成する各種脂肪酸塩と異なる水質の組み合わせによるS.apiospermumに対する増殖抑制効果を検討した。 その結果、パルミチン酸塩を主成分とする石鹸と高純度軟化水を用いた日常的なウマの洗浄が、S.apiospermumに起因する白線病の予防法として有効である可能性が示された。 データ (94.5KB)